血統書は、世界的な組織であるFCI(国際畜犬連盟)のもとで、各国のケネルクラブが発行します。正式名称を「国際公認血統証明書」といい、日本ではJKC(ジャパンケネルクラブ)をはじめ、JCC(ジャパンコリークラブ)、PD(日本警察犬協会)などが発行しています。
イギリスはKC、アメリカはAKC、オーストラリアはANKCなどが存在します。
JKC~~~ジャパン・ケネル・クラブ~~~
手順としては、純粋犬種の犬が生まれたとき、ブリーダーなどがJKCに申請し、ベルギーにあるFCI(国際畜犬連盟)の承認を受け、厳密な審査を経て血統書が発行されます。
★注意したいポイント★
上記のような権威ある血統書はまず安心ですが、近年のペットブームを背景にブリーダーなどが独自に発行している私的な血統書も実際には見かけます。その場合は信頼性をよく確認したほうがよいでしょう。悪徳業者がウソを書いた血統書を付けて、犬を高く売ろうとすることもあるからです。
血統書には、おおまかに記載事項が決められております。
◎犬名(ブリーダーが付けた登録名) ◎犬種(JKC管理下の正式な犬種名) ◎登録番号(血統書をなくしたとき再発行に必要。必ず控えましょう) ◎性別(オスかメスか) ◎毛色(体毛の色) ◎繁殖者名(ブリーダーの住所・氏名) ◎所有者名(譲り受けた者の住所・氏名。名義変更もできます) ◎譲受年月日(譲り受けた日) ◎生年月日(犬の誕生日) ◎登録日(血統書が登録された日) ◎出産頭数(一緒に生まれた兄弟姉妹犬の頭数) ◎登録頭数(その内、登録された頭数) ◎一胎子登録番号(一緒に生まれた兄弟姉妹犬の登録番号) ◎父母、祖父母、曽祖父母にさかのぼる血統(チャンピオン犬なども確認できる)
最後の項目の血統ですが、両親犬が種犬認定されている場合に記載されます。種犬認定とは、その犬種の理想像である犬種標準(スタンダード)に照らし合わせ、優秀な資質を後世に伝えるにふさわしいと判断された犬に与えられる資格です。記載されているそれぞれの犬名の頭に※のマークがついていれば、その犬が種犬認定されていることを示しています。
また、その他の記載事項として、以下のようなものがあります。
・資格犬繁殖【両親犬共に訓練資格に合格していることを表しています。】
・認定資格犬繁殖【両親犬共に訓練資格及び種犬認定資格に合格していることを表しています。】
・早期繁殖【両親犬共、もしくは父犬・母犬のどちらかが繁殖適齢期に満たないで交配した場合に明示されます。】
・極近親繁殖【交配した犬同士が親子・兄妹姉弟(異父・異母を含む)関係にある場合に明示されます。】
・極近親早期繁殖【早期繁殖と極近親繁殖が重なっている場合に明示されます。】
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